俳優の綾野剛らへの常習的脅迫などの罪に問われている元参院議員のガーシー(東谷義和)被告が21日、保釈された。一時的とはいえ自由の身となった同被告だが、関係者からは身の危険が心配されている。

 東京拘置所から出る際、同被告は集まった報道陣に向かって、10秒ほど頭を下げ、弁護士とともに車に乗り込んだ。前日、初公判が開かれ、同被告は起訴内容を認めて、謝罪。弁護側は脅迫行為のみ常習的ではなかったとして争う姿勢を見せていた。

 6月の逮捕後、弁護側はこれまで3度保釈請求していたが、却下されていた。初公判を終えたことで、裁判所は保釈保証金3000万円で、保釈を認める決定を出したが、逃亡の恐れなどがあるために海外渡航禁止や接触者の限定などの厳しい条件がついているとみられる。

 一方、NHKから国民を守る党の立花孝志党首は保釈を歓迎しつつもかねて勾留されている方が「安全」と主張していた。暴露を繰り返してきた同被告は芸能界、政財界だけでなく、裏社会をも敵に回し、ドバイまでヒットマンが送られていたことを明かしている。

 昨年12月に国会を欠席している理由について、同被告は安倍晋三元首相の銃撃事件や宮台真司教授の襲撃事件を挙げ、「殺害をほのめかす脅迫、攻撃的な書き込みも受けている。帰国しても大丈夫なのか不安が解消されない。参院から警察庁、警視庁へ安全確保の協力要請をしていただくことをお願いしたい」と恨みを抱いている者や愉快犯から襲撃される危険を本気で心配。警察が守ってくれない場合は個人的にボディーガードを手配する意向まで明かしていた。

「警察が身辺警護をしてくれるわけもなく、セキュリティーの高いマンションなどに身元保証人となった母親と過ごすのではないか。外出もままならない不自由さになっても拘置所にいるよりかはマシという判断でしょう」(NHK党関係者)

 シャバの空気を吸えても、しばらくは息をひそめて生活していくことになりそうだ。