〝世界で最も孤独なライオン〟が5年間の〝監禁生活〟から解放され、先月下旬、故郷アフリカに戻った。米、英、南アなどにオフィスを構える動物保護団体「アニマル・ディフェンダーズ・インターナショナル(ADI)」がフェイスブックの公式アカウントで報告している。

 アルメニアの私立動物園が閉園した際、ほかのライオンが移転された中で、雄ライオンのルーベンだけが取り残された。ルーベンは狭くて粗末なコンクリートの檻に5年間を過ごした。15歳のルーベンは「世界で最も孤独なライオン」と呼ばれるようになった。

 ADIが先月下旬、南アフリカのADI野生動物保護区に移送された。長年の栄養失調と運動不足がたたり、広い世界にだされても、きちんと歩けない状態でつまずいたり、転んだりしていた。毛並みもボロボロだった。吠える声も小さかった。獣医師の治療を受けながら、保護区での生活を送っている。

 9月に入ると、「ルーベンの吠え声が大きくなっている。ルーベンは歩き回ることを決意し、足がゆらゆらする中でも歩く。吠え声はますます強くなり、彼はほかのライオンの吠え声に耳を傾けています」とADIはフェイスブックに記している。