サッカー天皇杯の準々決勝が30日に行われ、J2熊本がJ1で2位につける神戸を1―1から延長PK戦の末に撃破して今大会最大の波乱劇を演じ、クラブ史上初となる4強進出を決めた。

 熊本は神戸と互角に渡り合い、一進一退の攻防を見せる。そして0―0で迎えた後半15分、大本祐槻が右サイドからゴール前へパスを送ると、浮いたボールをMF平川怜が絶妙なトラップから右足でゴール右隅に突き刺して待望の先制点を奪った。その後同点に追いつかれたものの、延長戦に入っても守備陣が奮闘して勝負はPK戦へ。PK戦を4―3で制して熊本が大金星を手にした。

 熊本による衝撃の快勝に、ネット上ではファンが沸騰。「熊本凄いな…まさかのJ3からACLとかもあるのか」「これ非常に不謹慎なのですが、今のJ2での熊本の順位から考えて、J3からACLが現実味を帯びてきたのヤバすぎる」「ロアッソ熊本、アジアへの挑戦」などと期待する声が続々と上がった。

 天皇杯の優勝チームにはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権が与えられ、昨年はJ2甲府が優勝する下剋上で今季のACL出場を決めて大きな注目を集めた。

 熊本は現在J2だが、リーグ戦で20位と低迷。J3降格圏の21位金沢とは1試合多い状況で勝ち点2差と肉薄されており、J3降格の悪夢もちらついている。

 もしJ3に降格してACL出場となれば史上初の〝快挙〟となるが…。熊本の戦いに注目が集まる。