【第20回 盗んだバイクで走りだす♪】
行き先もわからぬまま♪ 私にとって思春期ソングといえば尾崎豊氏の「15の夜」。なので、姪っ子ちゃんや甥っ子ちゃんが15歳になると必ず、「盗んだバイクで走りだす年頃だね!」とお祝いのひと言。そのたびに「なにそれっ?」「意味不明」と失笑されました。「これから来る思春期に覚悟しとけ」と叔母としては警告のつもりだったのですが全く伝わっていませんでした…。
思春期は性ホルモンの分泌が急上昇し、体が大人に成長する第二次性徴。同時に精神的(こころや考え方)にも大きな変化が出てくる時期。自分でコントロールできない心と体を持て余し、人を傷つけたり、自分を傷つけたりといった行動に走りがち。かつての自分を振り返ると、自意識過剰で触るものみな傷つけていました。今でいうまさに中二病状態。
先日、仲良しの渡會睦子先生(東京医療保健大学医療保健学部看護学科教授)の中学生への性教育の授業を、医療ライターとして参観させていただく機会がありました。私のイメージしていた性教育とは全く違い、「思春期は心と体の変化があり、いろんな葛藤を感じる苦しい時期。でも大丈夫! 思春期は数年で必ず終わりが来ます」と、「生きるためのこころを育む知識」を丁寧に伝えていました。
まともな性教育を受けてこなかった世代の私は目からウロコ。こんな授業を受けていたら、思春期の悩み苦しみが軽減されたに違いないと思った次第。そして思春期は更年期ととてもよく似ている!
更年期は性ホルモンの急減に、心も体もついていけず、不調に見舞われる人が少なくありません。そして低値で安定すれば落ち着きを取り戻す人がほとんど。ですが、幸い更年期世代にもなれば思春期と違って、知識や経験という武器があります。不調の原因として更年期を疑って病院に行って性ホルモンの測定ができるし、足りなければ医学の力を借りて、必要なホルモンの適正量をチャージできます。
自分がつらいと思ったら我慢せずに対応に動けば、更年期を上手に乗り越えられる! その後の30年、40年続く人生も元気に過ごしていきましょう。












