レスリング女子50キロ級の東京五輪金メダリスト・須崎優衣(24=キッツ)に、強力な援軍が現れた。9日に都内で会見を開き、食品会社大手の明治から栄養サポートを受けることを発表した。

 これまで独学で減量と向き合ってきた須崎は「海外遠征だと、そのホテルにあるものしか食べられない。自分なりに考えながら食事も工夫してきたけど、正しいのかなと不安な思いはあった」と悩みを告白。以前から、管理栄養士のサポートを受けることを希望していたという。明治によると、サポートの一例として日々の食事を画像で分析することにより、栄養面での課題を明確にし、課題解決や目的に合った食事方法など必要なアドバイスを行っていくという。

 パリ五輪が1年後に迫ったタイミングでのサポート開始は、まさに〝渡りに船〟だ。「減量は私にとって、一つの課題。やっぱりレスリングは、体が資本のスポーツだけど、私には栄養の知識はあまりないので、プロの方の力を借りることができるというのは心強いし、すごくありがたい」と感謝の思いを口にした。

 メダルを獲得すればパリ五輪出場が決まる世界選手権(9月、セルビア)に向けて「優勝して、五輪代表を勝ち取りたい。とにかく練習量を増やして、勝つことだけを考えて今は生きている」と意気込んだ。当然、視線の先にあるのはパリでの金メダル。「圧倒的な強さを見せたい。そこに向けて、栄養管理も含めて最高のパフォーマンスを作っていきたい。まだ少し期間があるので、いろいろなことに取り組んでいく」。五輪2連覇へ、死角はなさそうだ。