元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、自民党女性局メンバーによるフランス研修問題に持論を展開した。

 自民党の今井絵理子、松川るい議員らは7月下旬からフランスに出発。研修名目だったが、松川氏がパリ・エッフェル塔前でポーズを決める写真をSNSでアップするや大炎上。松川氏は写真を削除し「非常に真面目な内容ある研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と多くの皆様の誤解を招いてしまったことについて申し訳なくおもっています」とSNSで謝罪した。

 一方の今井氏は「海外研修に対して、『公金を使って無駄だ』という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません」と強調したが、このほど研修日程の詳細が一部メディアで報じられた。

 それによると、純粋な研修はわずか6時間で、国会議事堂見学や在仏日本大使との食事会を含めても、せいぜい10時間ほど。なかには「セーヌ川でのディナークルーズ」や、パリ・シャンゼリゼ通りでの「自由行動2時間」というものもあった。

 これに橋下氏は8日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新し「さすがにこの日程では研修とは言えない。問題はこのレベルの日程でも国会議員たちは堂々と研修と言い張ること。松川議員以外もそうだろう。国会議員たちの海外日程を全てチェックすべきだ。旧文通費も改革できない国会議員は信用できない」と指摘。

 続く投稿でも「この日程で研修だと言い張る国会議員たちが月額100万円の旧文通費を適切に使っていると信じれるわけがない。今回の日程表という証拠が出たことで松川氏たちは研修だとは言い張れなくなった。やはり旧文通費をチェックするためにも領収書の公開は絶対だ」と注文をつけた。

 旧文通費とは国会議員の公の活動を支えるため、歳費(給与)とは別に、毎月100万円が支払われる調査研究広報滞在費のこと。かつて文書通信交通滞在費=旧文通費と呼ばれていた。旧文通費の使い道には具体的な基準がなく、公開の義務もないため、政治家の「第2の財布」と言われている。