作家でタレントの乙武洋匡氏(47)が、6日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長による性加害問題をめぐって、4日に国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会の専門家が元所属タレント7人や事務所に対して聞き取り調査について会見を行ったことについて言及した。
4日に日本記者クラブで行った記者会見では、専門家が「同社のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」「日本のメディア、企業は数十年にもわたりこの不祥事のもみ消しに加担したと伝えられている」と指摘。さらに、日本政府に対して、透明な捜査を確保し、被害者を主体的に救済するように注文をつけた上で、ジャニーズ事務所が設置している再発防止チームの調査についても「透明性と正当性が疑念が残っている」とした。今後も調査を進め、来年6月に国連の人権理事会に報告書を提出する予定だ。
乙武氏は「あまりに報道に強い事務所が入りすぎちゃったなと思うんですよ。何かタレント価値がある人が報道番組に携わっていることで、本当に伝えなきゃいけないことが伝えられなくなる。タレントさんを起用することで起こってきてる」と指摘。
これまで報道番組のキャスターや司会などにタレントを起用することで政治的な関心を持つ層の「すそ野が広がる」と評価していたというが、「でも、今回みたいなことが起こったときに、本当に伝えるべき角度でそれを伝えられなくなるのなら…やっぱり避けるべきなのかなと考え始めた」と明かした。
また、乙武氏は被害者の救済する重要性を踏まえた上で、「今いるタレントさん方を守ることも大事だと思っている。広告代理店の友人に聞くと、新規の案件はクライアントさんから避けてくださいって。今、一生懸命にタレント活動を頑張っている才能ある方々が起用されなくなっていく。まったく彼らには非がないのに。その状況っていうのも…。やっぱり事務所がちゃんとした対応を、みんなが納得いく対応を取れてないってこと。自分のところのタレントを守るためにも、もっと踏み込んだ対応が問われているんじゃないか」と私見を述べた。












