ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトル戦(25日、東京・有明アリーナ)で、前王者のスティーブン・フルトン(29=米国)を8ラウンド(R)TKOで破り4階級制覇を成し遂げた井上尚弥(30=大橋)に、ボクシングの本場・米国で「7階級制覇」までいけると期待が高まっている。

 井上は4階級制覇から一夜明けた26日、会見で日本人初の5階級制覇へ「(同級で)やる意味がなくなったら…。キャリアが最終段階にさしかかったらそこ(フェザー級)も考えます」と言及した。

 今後の動向に注目が集まる中、米国では〝モンスター〟への期待がさらに急上昇している。

 米メディア「ボクシングニュース24」は「彼は135ポンド(61・23キロ=ライト級)まで上げることができるか」と題して、ライト級まで階級を上げても王座を獲得できるかを検証する特集が組まれた。

「井上はおそらくパワーを持ち続けることよりも、スピードも持ち合わせたことの方が重要だろう。井上はより大きい体重でも、相手をアウトボクシングで勝る純粋な能力を持っている可能性がある」と分析。井上はその破壊的なパワーに注目が集まりがちだが、スピードも天下一品のためかなり階級を上げてもスタイルを変えながら勝ち進んでいけると太鼓判を押した。

 その上で同メディアは「井上が5階級、あるいは6階級、7階級の世界チャンピオンになる可能性もある! おお! 井上は私たちにそう思わせてくれるほど素晴らしい選手だ」と史上最強ボクサーになると絶賛した。

 そして「いつの日か、井上が〝タンク〟デービスと戦うことについて実際に話し始めている人もいる!」と米国の関係者やファンの間で、ライト級の人気チャンピオンであるガーボンタ・デービス(米国)との〝ドリームマッチ〟を期待する議論が早くも沸騰しているという。

 井上の可能性は無限大だけに、米国でもスーパースターとして注目が高まっている。