ボクシングのWBC・WBО世界スーパーバンタム級タイトル戦(25日、東京・有明アリーナ)で、前王者のスティーブン・フルトン(29=米国)を8ラウンド(R)1分14秒、TKOで撃破し4階級制覇に成功した井上尚弥(30=大橋)を米専門メディアが即、全階級を通じた世界ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」1位に認定した。

 米ボクシング専門メディア「ワールド・ボクシング・ニュース(WBN)」は試合後、「フルトンに対する輝かしい勝利で、オレクサンドル・ウシクを上回り、井上尚弥が新たなパウンド・フォー・パウンド王に輝いた。以前は2位だった井上がトップの座を獲得した」と、7月のランキングを掲載。1位だったウシクを抜き、井上がトップに立ったと速報した。

 同メディアは「井上は、序盤の数ラウンドでフルトンを寄せ付けなかった。鋭いジャブをちりばめ、序盤のセッションを積み重ねた。井上が前進するのとほぼ同時に、フルトンは退却モードに入った」「第8ラウンドでは、井上は左右のコンビネーションでフルトンをダウンさせた。フルトンが立ち上がると、新たなPFPキングがフィニッシュに臨んだ。井上は強烈なコンビネーションを放ち、最後に左フックを放った」と圧勝であることを伝えた。

 この勝利に同メディアは「井上の重要な功績により、今週末のウエルター級のビッグマッチの勝者はもはや井上を追い越すことはできない。エロール・スペンス・ジュニア(4位)とテレンス・クロフォードのどちらが勝っても、新たなナンバー2となる」と記述。世界が注目する世界ウエルター級4団体統一戦(29日)というビッグマッチの後も、井上の1位は揺るがないと断言した。

 井上の強さは、まさに怪物級だ。