環境省後援「第10回アツいまちサミット2023」が先日、埼玉県熊谷市で開催。日本の歴代最高気温を記録した浜松市(静岡県)、熊谷市(埼玉県)、四万十市(高知県)、多治見市(岐阜県)、山形市(山形県)の5都市に加え、暑さ対策を拡大するため〝涼しいまち〟から軽井沢町(長野県)のジャム専門店「沢屋」が参加し、ユーチューブライブで同時配信が行われた。

 サミットでは、環境省が「気候変動適応法の改正により、暑さ対策の必要性が高まっていること」「アツいまちの1つである熊谷市がモデル事業に採択された『クーリングシェルターの指定・開放』」など、新たな取り組みも交えたメッセージを紹介。続いて各都市の地域ならではの暑さ対策が次々に発表された。

 浜松市は、今年の大河ドラマ「どうする家康」で注目されていることを活かし、「こども取り組みの継続」と「中心市街地でのPR」活動を発表。浜松駅前でリアルイベント「浜松まちなか~戦国水てっぽう射撃合戦~」を実施するほか、10年間継続している「アツい!企業連携ゴミ拾い活動」も引き続き行うとした。

大河ドラマで盛り上がる浜松市らしいアイデア.
大河ドラマで盛り上がる浜松市らしいアイデア.

 四万十市は、市内の小中学生に米ナスを使った給食とリーフレットの提供、そして8月に「ナスフェス」を開催する。また「米ナスInstagramハッシュタグキャンペーン」や「ガブッと米ナスキャンペーン」も実施。さらに、高知県立中村高等学校西土佐分校とコラボして米ナスを使った新メニューを開発するなど、さまざまな取り組みを発信する。

 多治見市は今年も「暑さ対策博覧会」を開催し、新たに「めざせ!アツまちマスター!」をスタート。日常でできる暑さ対策をクエスト依頼書にして30日分掲載し、クエストを達成した人には景品を贈呈する。掲載内容はアツいまち公式サイトや多治見市のメディアなどで順次発信する予定。ほかにも多治見の子供たちの暑さ対策アイデアコンテストを実施し、全国に発信していく。

新メニュー開発を検討する四万十市の高校生たち
新メニュー開発を検討する四万十市の高校生たち

 山形市は、前回好評だった「水まんまコンテスト」を開催する。集まったオリジナルメニューや市民から募集した「クールスポット」をInstagramで全国へ発信。そして、新たに山形大学SDGs推進室との連携施策として、大学生が考える体感マイナス10度空間で「五感で感じる山形」を8月5日に山形駅前で行う。また、今年から企業・学生と連携した「暑さから考えるSDGsワークショップ」も実施する。

 熊谷市は「令和5年度地方公共団体における効果的な熱中症対策の推進に係るモデル事業」として「クーリングシェルター」の実施を発表。また、小学生向けの「あつさたいさくコンテスト」や、地域資源である星川を活用した「星川グリーンカーテン事業」として「スイカ、米ナス、きゅうりの栽培」を引き続き行う。さらに、市内9か所に設置された伊藤園の自販機のデジタルサイネージに、熱中症警戒アラート発表時にサインを表示する施策も開始する。

沢屋の「健康ミネラルむぎ茶」を使用したオリジナルレシピ。伊藤園公式サイトで公開中だ
沢屋の「健康ミネラルむぎ茶」を使用したオリジナルレシピ。伊藤園公式サイトで公開中だ

「涼しいまちからアツいまちへの提案」として初参加の沢屋は、昨年70周年を迎えたジャム専門店。国産で無添加のジャムを60種類以上販売している。今回、「沢屋レストランこどう」が伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」を使用したオリジナルレシピを開発し、伊藤園公式サイトで公開中だ。

 最後に沢屋と5都市の発表内容を「アツいまち活動宣言」として採択し会は閉幕した。

 

【室内や夜間でも暑さに注意】熊谷市出身で千葉中央メディカルセンターの黒沢哲生医師から「暑さ対策について」の映像コメントが寄せられた。

「暑さの厳しい日中の暑さ対策はもちろん大切ですが、室内や夜間でも注意が必要です。放射熱で室温が下がりにくいからです。喉のかわきを感じにくく水分補給を怠りがち。対策として水分と一緒にミネラルの補給も必要。私がオススメするのは伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』。手軽にミネラルが補給でき飲みやすく、無糖でカフェインも含まない。こまめに飲む〝点滴飲み〟がよいでしょう」と語った。