――健康的な肌を維持するために大事なポイントは

 神島医師(以下、神島)日焼け対策と保湿をしっかり行いましょう。最近はドラッグストアなどで男性向けのケア用品も増えてきています。日々のルーティンの中に組み込むと、健康的な肌につながりますよ。

 ――日焼け対策は何をすべき

 神島 日焼け止めは必須。ただし、厚めにしっかり塗らないと効きません。薄塗りにならないように注意しましょう。日焼け止めがマスクで落ちたり、汗で落ちたりしたら、必ず塗り直すこと。ベタベタする感覚が苦手な人は、スプレータイプの物を持ち歩くのもおすすめです。もちろんUVカットの帽子や衣服を身につけるという物理的な遮光が一番効果があります。

 ――日焼け止めを選ぶコツを知りたいです

 神島 通勤くらいならば、SPF15以上PA+(※)で大丈夫です(正しく塗れていなかったり、薄く塗っている場合はSPF30くらいは必要)。海などにレジャーに行くならば、数値が高いものを選びましょう。日焼け止めをしっかり落とさずに寝ると、肌が荒れる原因にもなるので、「洗顔で落ちます」と表示されているものがおすすめです!

 ――保湿のためには何を使えばいいですか

 神島 化粧水と乳液をセットで使いましょう。ベタベタするからと化粧水だけしか塗らないのはNG。乳液とはふたの役割をします。ふたをしないと、化粧水が蒸発すると同時に肌の水分も一緒にもっていってしまいます。また、きちんと保湿するためには、洗顔のやり方も大切ですよ。すっきりしたからOK!ではないんです。

 ――汚れが落ちればいいわけではないんですか!?

 神島 38度くらいのぬるま湯がコツ! 冷たすぎると汚れが落ちにくく、顔に汚れを残してしまいます。汚れが残ると、肌トラブルにつながります。逆に、熱すぎると必要な脂も流れてしまうため乾燥してしまいます。洗顔料は夜1回か、肌の脂分が気になる人は朝夜2回洗顔料を使いましょう。

洗顔にもコツがある
洗顔にもコツがある

 ――日焼けをしてしまった場合は

 神島 ひどくない場合は、肌にある汚れを落とし、保湿を丁寧に行いましょう。しかし、日焼けはやけどと同じようなもので、炎症が起きています。もし、赤みが強い場合や、化粧水や乳液がしみたり、ヒリヒリがひどいということならば、遠慮なく医療機関を受診し、薬をもらいましょう。

 ※SPFとは紫外線防御効果を示す数値で高いものだと50以上のものもある。PAはUVAという紫外線の防止効果を+の数で示し、++++まである。 

 ☆かみしま・りん 日本抗加齢医学会専門医、日本レーザー医学会認定医、日本皮膚科学会正会員、サーマクール認定医、ウルセラ認定医。東京女子医科大学を卒業後、東京女子医科大学病院、シロノクリニックなどを経て、水道橋ひふ科クリニックを開業。