前橋競輪GⅢ「開設73周年記念 三山王冠争奪戦」が6月29日~7月2日の日程で開催される。S級S班からは古性優作(32=大阪)、平原康多(41=埼玉)、佐藤慎太郎(46=福島)の3人が参戦。また個性豊かな地元戦士や深谷知広(33=静岡)、清水裕友(28=山口)、真杉匠(24=栃木)といった実力者たちが4日間、熱戦を展開する。
平原がかつてない試練に直面している。4月の武雄記念で右肩甲骨を骨折し5月平塚ダービーは無念の欠場。「まだ骨はくっついていない」状態ながら先日のGⅠ高松宮記念杯で復帰したが、4日目の「青龍賞」で再び落車のアクシデントに見舞われた。
「右半身の打撲がひどかったのと、ヒジもかなり裂けてしまったので縫いました」
しかし、そんな重傷を負いながら約2週間でスピード復帰を果たした。
「サマーナイト(で復帰)になるかなとは思ったけど、前橋に間に合わせる気持ちで1日もムダにせず過ごしていたら、ギリギリ走れるまでに(体を)戻せた」ことが出走を決意した経緯。続けて「幸い、肩甲骨の部位が悪化している感じがなかった。そこは恵まれましたね」と涼しい顔で言ってのけた。
今年も残り半年。S級S班を維持するには下半期にGⅠを取るしかない状況だが、これだけの精神力と強靭な肉体を持っていれば、GⅠ優勝も決して不可能ではないだろう。
満身創痍の〝関東の精神的支柱〟が、ここから怒とうの巻き返しを見せていく。












