ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が26日、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑む世界戦(7月25日、東京・有明アリーナ)へ向けて10ラウンドのスパーリングを敢行。メキシコ人パートナーのブライアン・アコスタ、バカ・エスピノーザを相手に5ラウンドずつ拳を交えた。

 井上は「試合1か月前に10ラウンドをやると自分が希望しました。今日の前半のアコスタ選手は、フィジカルが強くて前に出るタイプ。後半のエスピノーザ選手は、距離を取るタイプ。フィジカルならフィジカル、遠い距離ならその距離でボクシング勝負しました。もう、これで試合まで10ラウンドはやらないですね」と言葉に充実感をにじませた。

 試合当日には、モンスターとの対戦を熱望するWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)が会場を訪れて観戦する予定。井上は「当然かなと思う。気になるだろうし、対戦したい気持ちなのだろうと思います。そういう流れになればいいんじゃないですか」とタパレスとの〝頂上決戦〟を見据えた。

 注目の大一番まで残り1か月。「バンタム級よりも1・8キロ上がっているので、それをしっかりとプラスに変えていこうと思う」と意気込んだ。