ガーシー(東谷義和)容疑者が参議院を除名されたことは選挙権などを侵害していると訴えている国家賠償請求裁判が5日、東京地裁で始まった。

 ガーシーは昨年の参院選でNHK党から比例代表で出馬し、約28万票を得て当選。しかし、国会に登院しないことを理由に3月に除名決議が可決していた。これを受けて、ガーシー容疑者に投票した人などが原告となり国を訴えていた。

 この日の裁判では原告から意見陳述があった。ある原告は「除名は不愉快極まりない」とし、「(ガーシー容疑者が)登院しないのは承知で投票した。なぜ、除名を議員だけで決めるのか」と憤った。さらに「もう選挙には行きません」と語った。別の原告は「リモートで必要な職責は果たしていた」とガーシー容疑者の仕事ぶりを評価。「過去の懲罰事例からみてバランスは公正ですか」と問いかけた。
 
 今後、裁判が続いていくわけだが、偶然にも裁判前日となる4日にガーシー容疑者が帰国し、逮捕されていた。この裁判が持つ意味も変わってくるのか。

 原告の代理人を務める村岡徹也弁護士は「マスコミがまたガーシーのことで世論を盛り上げていることはプラス要因になる。ちょうど『ガーシーはオワコンじゃないか』と言われていて、この裁判もみんなの興味がなくなっちゃうと思っていたところだった」と注目が集まることを歓迎した。