昨年10月にタクシー運転手への暴力事件で逮捕されたサッカー元日本代表MF前園真聖氏(40)の“復帰”が決まった。12日に開催される故松田直樹さんをしのぶ慈善試合(群馬・正田醤油スタジアム)への出場が発表されたもので、公の場に登場するのは、騒動以来、3か月ぶりのことになる。
前園氏は事件以降は対外活動を停止。謹慎生活を送るとともに、おわび行脚に飛び回っていた。日本サッカー協会が子供の健全育成を目的に展開する「こころのプロジェクト」で先生役を務めており、これまで指導した全国の小学校を訪れ、子供たちに謝罪した。昨年12月には中国・大連まで出向き、おわびをしたという。また自身が運営するサッカースクールの生徒に向けては丸刈りにして、反省の意を示した。
こうした謝罪行脚などの費用はすべて「自費」(協会関係者)だったという。しかも3か月間は収入もなし。懐具合も不安視される。あるマネジメント事務所の担当者は「彼はテレビ東京のスポーツニュースにレギュラー出演していたし、バラエティー番組にもよく出ていたから3000万~4000万円の収入はあったはず。活動しなければ収入がなくなるので…」。
前園氏は主にサッカー解説者として活動し、生計を立てていた。事件後は収入もなくなり、謝罪行脚などで支出が増えたため推定1000万円以上の“損失”が出たようだ。前園氏と親交のある日本代表OBは「それも自分の責任だからね。それに、この先も以前のように仕事ができるかはわからない。テレビの世界はシビアだから」。
かつて日本中を熱狂させたスター選手。事件を起こした代償は予想以上に大きく、完全復活への道は険しそうだ。












