新日本プロレス「Just 5 Guys(J5G)」のタイチ(43)が、保持者・鷹木信悟(40)との争奪戦(29日、鹿児島)を制しKOPW王座を手にした。

 3カウント、10カウントダウン、ギブアップ、TKO、リングアウトの5つの決着方法から、3つを先取した方が勝者となる「鷹木式トライアドマッチ」で行われた一戦。

 場外戦で主導権を握ったタイチだが、リングに戻った鷹木にアックスボンバーをかわされ、グラウンドコブラで3カウントを献上。1本目を先取され、苦しい立ち上がりとなった。

 2本目もエプロンでデスバレーボムを食らい絶対絶命のタイチだったが、カウント19で何とかリングに戻り、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを回避。すかさずタイチ式外道クラッチを決め、1―1の五分に戻した。

 ここからは両者の意地と意地が交錯した。ダブルダウンの状態から立ち上がったタイチが、ブラックメフィストを発射。これでカウント10が数えられ、KOで2つ目の勝利を奪取。だが、ラスト・オブ・ドラゴンでタイチもKOされ、再び2―2のイーブンになった。

 3カウント、KO以外の勝利が条件となる中、タイチが聖帝十字陵で捕獲すると、動かなくなった鷹木を確認したレフェリーが試合をストップ。TKO勝利により、タイチが3―2で43分40秒の死闘を制した。

 これまで全敗だった鷹木との同タイトル戦を、これで1勝3敗としたタイチは「俺の壁になってくれて、鷹木、ありがとう。お前がいたから、これをかけて熱い戦いができた。またやろうぜって思ったけど、しばらくいいや。もうダメだ」と感謝の言葉を交えて語った。

 立ち上げたばかりの「J5G」ではSANADAがIWGP世界ヘビー級王者として君臨。ユニットにもう一つの勲章をもたらしたタイチは「何度はね返されても、あきらめずにチャレンジすれば、必ずいつかは結果が出るんだな。やっぱり、人生はチャレンジなんだな」と勝利の余韻に浸った。