新日本プロレス27日広島大会でIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が金丸義信(46)の挑戦を退け4度目の防衛に成功した。

 職人技とも呼ぶべき金丸の徹底した左ヒザ攻めに大苦戦を強いられた。20分過ぎにはウイスキーミストをトラースキックで迎撃し、コーナーへのデスバレーボムからTIME BOMBをさく裂させるが、3カウントを奪えない。TIME BOMB Ⅱを阻止されると、再び左ヒザへの集中砲火を浴びて足4の字固めで捕獲された。

 その後もムーンサルトプレス、ディープインパクト(コーナーからの飛び付き式DDT)、タッチアウト(旋回式ブレーンバスター)と、金丸の怒涛の猛攻にさらされたヒロムだが、王者の意地で肩を上げ続ける。執ような足4の字固めも、執念でロープエスケープ。タッチアウトをブレーンバスターで切り返し反撃に出る。

 なおも粘る金丸の丸め込みもしのぐと、TIME BOMB Ⅰ・Ⅴで逆転。最後は渾身のヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBⅡで30分超の激闘に終止符を打った。

 シリーズ最終戦の5月3日福岡大会でIWGP世界ヘビー級王者・SANADAへの挑戦も控えているなかでのジュニア王座防衛戦。超ハードスケジュールの負担に加えて、敗れればヘビー&ジュニア最高峰王座同時戴冠という史上初の快挙のチャンスを失うリスクがあった。ヒロムは「絶対に勝てる試合なんて存在しねえんだよ。怖かった、怖かった…じゃあなんで勝てたか。夢をかなえようとする思いの差だよ。5月3日、福岡。俺が不利だと思うか? 逆だよ。金丸さん、勢いつけさせていただいてありがとうございました!」と、勝ち誇った。

 この日の勝利でついに〝2階級同時制覇〟へ王手をかけた。「SANADA、聞いてるか。俺は必ず夢をかなえるぞ。俺を見ろ! 俺を見とけ! 夢は必ずかなうってことを見せてあげるよ。5月3日、福岡までもっと、もっと、もっと! 楽しもうぜ!」と豪語したヒロムが、追い求めてきた夢をかなえるための大一番へ向かう。