ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者でスーパーバンタム級へ階級を上げる井上尚弥(30=大橋)が、早くも新王者から対戦相手に指名された。

 井上は7月25日にWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦を控えている。一方で、8日にはWBAスーパー&IBF世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が挑戦者マーロン・タパレス(フィリピン)に判定で敗れて王座から陥落。新王者となったタパレスが、さっそくモンスターに対戦要求を突き付けた。

 フィリピン紙「フィリピン・スター」は「WBAとIBFの王者になったばかりのタパレスがパウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)のスター、井上尚弥を指名した」と報道。「ツイッターで流れている動画には、タパレスと彼のチームがタイトルを手に入れた翌日に陽気なムードに包まれている様子が映されている。タパレスはカメラに向かって『ナオヤ、次はお前だ』と言った」と伝えた。

 記事に添付された動画には、タパレスが笑みを浮かべながら「イノウエナオヤ、ネクスト!」と叫ぶ様子が映し出されている。さらに、同紙は井上が練習中に負傷した影響でフルトンとの対戦が5月から7月へ延期されたことを説明した上で「井上が(フルトンとの)大一番に勝利すれば、タパレスとスーパーバンタム級王者の座を争うことは必至だ。タパレスの目は現在、井上に向けられている」と記している。