今年で10回目となる「ジェネリック家電製品大賞」の授賞式が先日、都内で開催された。ジェネリック家電とは、大手家電メーカーと同等の高性能かつ低価格な家電のことで、激安ですぐ壊れる〝B級家電〟とは異なる。2013年には7800億円だった市場は、22年には3兆5000億円規模まで拡大。いまや家電の主流といわれるほどに成長している。
国内に約3000社あるとされるジェネリック家電メーカー。そこで発売される製品は毎年2万点を超える。その頂点を決める賞レースとなれば、激戦は必至だ。今回は、チューナーレススマートテレビや減煙調理器などの目新しいハイテク家電よりも、シンプルで楽しい家電製品をブラッシュアップしたものが多数ノミネートされた。長引く自粛生活を少しでも楽しくしようと、自宅で家族が楽しめるユニークな製品に人気が集まったのは象徴的と言える。
大賞を受賞した株式会社丸隆(東京都渋谷区)の「#とりあえずつぶして焼いてみた」は、つぶし焼き器という〝せんべい焼き器〟に近い商品。食材を挟んでつぶし、そのまま焼くという男子のイタズラ心をくすぐるユニークな家電。実際ユニーク家電部門で部門賞を受賞し、さらに大賞も受賞した。つぶして焼き上がった食材の姿を見て毎回笑い声が上がり、「次はこれをつぶしてみよう!」と盛り上がること間違いなし。審査員の一人でもある女優の芳野友美も「こんなに笑ったのは久しぶり」と同製品に1票を投じた。ドン・キホーテやニトリなど大手製品の猛追を退け大賞を受賞したのは快挙だろう。
一方、外出を制限される中、自宅でお店の雰囲気を味わいたいと調理家電部門はヒット作が続出。その中で煙の量を70%カット(同社比)した焼き肉器、株式会社山善の「Xグリルシリーズ」が、3年連続で調理家電部門を制し、殿堂入りとなった。
相変わらず人気を集めたのがドン・キホーテの驚安家電。美容&ヘルス部門では「脱ゴリラショット」が1万円を切る価格で受賞し、AV家電部門では、「情熱価格50型4K対応チューナーレススマートテレビ」が4万円を切る価格で受賞となった。












