お笑いタレントの大竹まことが31日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。電気代の高騰に怒りをあらわにした。

 この日は事業者向けの電力の販売をめぐり、中国電力と中部電力、九州電力が、関西電力と顧客を奪い合わないよう申し合わせるなどカルテルを結んでいた問題を紹介。

 大竹は「この国が、給料がなかなか上がらなくて20年たっちゃった大元(おおもと)は、大きな企業がこういうふうに独占してたりして、送電網、新しいの参入させなかったり、配電送電の分離がうまくできてなかったりっていうのが、表には見えないけどこの国が衰退してて、ドイツと比べてどうしようもなくなってる現状なんじゃないの」と私見を述べた。

 さらに電力会社に関しては、「10年ちょっと前」は家を建てる際、オール電化にするのが「売りだった」と回想。実際にそのころ家を建てた大竹は自宅をオール電化にしており、何をやるにも「家の中、全部電気をかけなきゃいけない」状態という。

 大竹は「その後どうなったかって言うと、『節電しろ』とかいろんなこと言われたり、電気代があっという間に年末にめっちゃくちゃ高くなって、『え!』っていうぐらい高くなって」とこぼし、「その高くなった電力料金を『少し下げますよ』っていうのが、こないだ発表があって、下げ幅が500円ぐらいだろうって言ってるんだけど、それ過ぎるともう1回電力会社が値上げするっていう話が出てるわけじゃん。いやいやいや…もうね、電気代稼ぐために働いてるんじゃないって言うんだよ!」と憤った。

 続けて「ちょっと前まで『オール電化にしろ』って言っといて、『はい』って言ってしたらさ、したヤツがバカだって言われちゃったらそれまでだけど…、したらさ、電気代が高くなってさ、みんな何で働いてるのかワケ分かんなくなっちゃってるよ」と庶民の声を代弁していた。