61歳で昨秋他界した俳優・渡辺徹さんの「お別れの会」が28日、都内で開かれた。妻の榊原郁恵(63)とはおしどり夫婦で知られ、長男の渡辺裕太(34)もタレントと、芸能人一家らしく会場には多くの俳優や芸人らが訪れた。

 郁恵と裕太はこの日朝、発起人の内藤剛志(67)、「サンドウィッチマン」の伊達みきお(48)に続き会場入り。裕太は晴れやかな表情で「今日はまぁ明るく父親を送り出せる時間にしたいなと思います」と、報道陣に挨拶。隣の郁恵も「よろしくお願いいたします」と息子に続けた。

報道陣に挨拶する榊原郁恵と渡辺裕太
報道陣に挨拶する榊原郁恵と渡辺裕太

 遺影は3年前の9月、夫婦で取材を受けた時のワンショットで、額縁はミニひまわりで埋め尽くされた。祭壇に飾られた黄色やオレンジ、白の生花は約1万1850本。渡辺さんが若かりしころ所属した文学座の舞台美術さんが、祭壇を手掛けた。「太陽のような徹さんが舞台に現れるイメージしました」(担当者)とのこと。

等身大の女装パネルも
等身大の女装パネルも

 隣の懇親会場などでは「渡辺徹展」と題し、秘蔵写真や台本、レコードなどが多数展示。中には女装姿の等身大パネルもあった。式の冒頭でお別れのことばを贈った角野卓造(74)と中村雅俊(72)は文学座の先輩で、中村の「いつまでも あると思うな 人気と仕事」という色紙も片隅に飾られていた。芸能界入りの際、中村から贈られたこの言葉を、渡辺さんは座右の銘にしていた。