61歳で昨秋他界した俳優・渡辺徹さんの「お別れの会」が28日、都内で開かれた。妻の榊原郁恵(63)とはおしどり夫婦で知られ、長男の渡辺裕太(34)もタレント。芸能人一家らしく、参加者約1200人のうち約200人がタレントだった。
 
 遺影は3年前の9月、夫婦で取材を受けた時のワンショットで、額縁はミニひまわりで埋め尽くされた。祭壇に飾られた黄色やオレンジ、白の生花は約1万1850本。渡辺さんが所属する文学座の舞台美術さんが、祭壇を手掛けた。「太陽のような徹さんが舞台に現れるイメージしました」(担当者)とのこと。

 隣の懇親会場などでは「渡辺徹展」と題し、秘蔵写真や台本、レコードなどが多数展示。その中には文学座の先輩で俳優の中村雅俊(72)が「いつまでも あると思うな 人気と仕事」と書いた色紙もあった。芸能界入りする渡辺さんから色紙を渡され、「メッセージを下さい」と頼まれ応じたのだという。

 式であいさつに立った中村は当時を振り返り「おまえはすげーうれしそうな顔して『ありがとうございました~』って言って帰っていきましたけど、あとで聞いたら憤慨していたそうですね。『これからデビューしようという若い役者に、それはないだろう』というふうに周りに言っていたそうですけど…」と明かし、会場をほっこりさせていた。