たけお競輪のGⅢ「開設73周年記念 大楠賞争奪戦」が4月22~25日にわたって、佐賀県武雄市のオッズパークたけお(武雄競輪場)で行われる。山田庸平は今や、佐賀だけでなく九州のエースとしての期待を背負う。勝負の一番に向けての意気込みはいかに――。また、佐賀県出身の人気イラストレーター・山田全自動も、地元選手会と協力してたけお競輪を盛り上げるぞ!

 デビューから15年が経過し、現在35歳――。中堅の域に突入すると、昨年は最後の最後までグランプリ出場をかけてS級上位の面々と争った。九州のニューリーダーという重責を担い、大きな期待を背負っている。

 ビッグ戦線におけるこれまでの九州は「自力の後輩は(山崎)賢人ぐらいしかいなかった」と他地区に比べて人材不足が顕著だった。山田はもちろん年長の荒井崇博、中川誠一郎、井上昌己や追い込み寄りにシフトチェンジしていた松岡貴久までもが、勝ち上がり戦で自力として駆り出されていた。それがここ1、2年は嘉永泰斗を筆頭に若手機動型が続々と出現し陣容が揃ってきた。

「周りを引っ張っていくような感じじゃないし自分のことだけして声を掛けない方が本当は楽(笑い)。でも、これからはそういうことを考えて実践していかねばならない立場になってきたってことですかね」

 もともとは受け身型で派手にアクションを起こすタイプではないが、環境の変化や自らの急激な躍進に自我が芽生え、周りに目を配る必要も出てきた。今はベテランと後輩の架け橋となり、中間管理職のような立ち位置でラインを機能させていくことが使命だ。

 そのためには、ある仲間の存在が不可欠だと声を強める。

「(中本)匠栄はものの伝え方がうまいし丁寧。あいつから言えば後輩も付いてくるはず。自分は嫌われ役とまではいかないけど、ある程度は厳しい立場でやっていかなければいけないって思う」

 中本は同学年で戦法も似ており、日ごろから九州を盛り上げるためには何をすればいいかを語り合う盟友。温厚な中本に対し、厳しさを示し硬軟織り交ぜながら彼らと向き合う。だからと言って上意下達では決してなく、後輩たちと同じ目線に立ち寄り添うかたちが理想だ。

「ラインを充実させるにはまず個の力を上げてチーム力につなげることが大事。人を育てるって難しいし、すぐに芽は出ないけど時間をかけていろいろやりたい。そのためには自分がもっと強くならないと」

 S級初優勝を遂げ、ビッグ初出場を果たした6年前はベビーフェイスでかわいらしさが残る顔つきだった。しかし、最近はS級上位の荒波に揉まれ、勝負の覚悟を身にまとい精悍な顔つきになってきた。地位は人をつくる――との言葉通り、心身ともに成長のあとがうかがえる。

 さて、今回の武雄記念は今までと様相が違い新たな意気込みで挑むこととなる。これまで地元の顔として君臨してきた荒井が2月に長崎へ電撃移籍したためだ。

 もちろん兄・英明との二枚看板が目玉となるが「自分はいいですよ。庸平に注目を集めてもらって自分は目立たずに(笑い)」と兄は控えめに弟を立てている。「S級S班が大挙として来るけど、九州の結束力をみんなで示したい!」と総大将として初めて挑む地元大会に気持ちを奮い立たせた。

【募集】
 たけお競輪のGⅢ開幕を前に、日本競輪選手会の佐賀支部の企画として「競輪あるある」または「武雄競輪あるある」を募集し、入賞作品を山田全自動がイラスト化する。応募方法は以下の3点。

①ハガキ
〒113―0033 東京都文京区本郷1―33―13春日町ビル5F 辰巳出版株式会社 広報宣伝部 YCP係

②メール
info.pr@tatsumi-publishing.co.jp

③山田庸平(@yamadayohei1108)のツイッターで該当の投稿にコメントする

 募集は3月27日~4月16日まで。最終的に5名に絞り、武雄GⅢでファンが最終投票する。

【賞品】
・入賞1人に武雄競輪グッズ(山田庸平サイン入りクオカードなど含む)
・ほか抽選で3人 武雄競輪GⅢクオカード(山田庸平サイン入り)