第5回WBCに出場した韓国代表の李政厚(イ・ジョンフ)が15日、所属チームのキウムに合流し、ソウル高尺スカイドームでの練習に参加した。聯合ニュース(電子版)によれば、KIAとのオープン戦の前に報道陣の取材に応じ、1次ラウンド敗退に終わったWBCを振り返り「私を含めて実力が足りないということを悟ったはず。弁解の余地がない」とし、次回大会に向け「日本に雪辱したい気持ちがあるのか」との問いに「日本に雪辱するよりは、私たちの実力を育てなければならない」と答えた。

 中日でもプレーした李鍾範を父に持ち、自身も名古屋生まれの李政厚は日本との「差」についても言及。「私たちは国際大会があるときだけ国家代表を招集するが、日本は毎年招集すると聞いている。今後、KBO(韓国野球委員会)でどうするか分からないが、親善試合のようなものをつくってくれれば、行って熱心にプレーし、経験を積むことができるだろう」と話したという。

 日本では2011年に代表チームの常設化が決まり、五輪やWBC、プレミア12といった国際大会がない年でも、日米野球や親善試合などを行ってきた。