121期、122期のルーキーを取り上げる「Challenge! 新人競輪選手紹介」。 今回は自転車競技の中長距離選手としてナショナルチームで活躍しながらも、幼少期の夢だった競輪選手に〝転身〟した近谷涼(30=富山)にズームイン!
中学生で自転車競技を始めると、日大3年生のときにナショナルチーム入り。以来、10年にわたり世界の舞台で戦ってきたが一度、自転車とは別の道に進むか頭を悩ませた時期があった。
「大学4年のとき、一般企業への就職を考え就活していました。高校の教員になる話もありましたね」
だが、時を同じくして2020年東京五輪の誘致が決まり、競技への情熱に再び火が点いた。
「このままいけば、28歳で自国開催の五輪を迎えられる。『これは奇跡だ』『こんなチャンスない』とワクワクしました」
残念ながら東京五輪出場は叶わなかったが、明確な目標ができたことで、競技者としての力を飛躍的に伸ばすことができた。
そして「2018年アジア選手権の団体追い抜きで、初めて4分の壁を越えた時もそうだし、2020年世界選手権で日本レコードを出した時もうれしかったな」と競技人生を懐かしむと「でも…」と言葉を継いだ。「やり切れたので悔いはないです」――。
6歳のころから憧れ、競技を続けながらも「心の奥にずっと秘めていた」夢と真正面から向き合うことに決めた。
ナショナルチームの同僚で戦友でもある窪木一茂、橋本英也のように競輪との二刀流の選択肢もあったが「競輪に専念したくて。年齢的なものも含めて、覚悟を決めてやらないと、そんなに甘い世界じゃないと思っていたので」と養成所卒業を機にナショナルチームから離れることを決意。お世話になった所属チームや勤め先にも辞意を伝え、すべての退路を断った。
2022年7月川崎で本デビューを果たすと、競技で培った地脚を武器に6Vを挙げている。
ただ「納得できた優勝は突っ張って逃げ切れた2月の大垣だけです」と自己評価は厳しいが「これまでは勝てる距離から逆算しての仕掛けで後手になっていたけど、最近は前に攻めて自分からレースをつくれている」と手応えもつかんでいる。
いつかはGⅠの優勝を夢見るが「そのレベルまですぐに到達できるわけではないけど、今は後退だけはしたくない。前進、前進、前進し続ける。下がることなく前進し続ければ、おのずと上がっていけるので」と、地に足をつけながら前だけを見て戦っていく。
Q&A
――海外遠征で印象に残った国は
12か国ぐらい行った中で、楽しかったのはタイ。あとオーストラリアは過ごしやすかったですね。今度はプライベートで行きたいです。
――好みの女性のタイプは
芸能人だと綾瀬はるかさんが好きですね。おっとりした清楚な人が好きです。
――趣味は
食べ歩きです。新店ができたらすぐ開拓しに行きます。あと地元氷見の寒ブリは最高! 大好きです。
☆ちかたに・りょう 1992年4月17日生まれ、富山県出身。184・4センチ、78・2キロ。師匠は氷見高、日大の先輩でもある竹沢浩司(富山・90期)。












