こんにちは、太田理恵です。4月に行われた豊橋記念(28~31日)は、新山響平(32=青森)選手が逃げ切って優勝しました!

 暴風雨の中で行われた決勝は、北日本が3車で連係し他6車が単騎という構成。新山選手の番手は今年からS級S班となった阿部拓真(35=宮城)選手で両者の折り返しが人気を集めていました。しかしこの同期連係に待ったをかけたのが、同じく107期の鈴木竜士(32=東京)選手です。

 前受けから突っ張った新山選手がペースを上げようかという最終ホームで5番手から踏み込むと、外から阿部選手をキメて番手を奪い、新山選手とのG前勝負に持ち込みました。惜しくも準優勝でしたが、近況は2月に地元の京王閣での優勝もあり、先日の高知FⅠ(5~7日)では、初日特選と決勝で後藤大輝(25=福岡)選手の先行を鋭いまくり、追い込みで交わして優勝を飾るなど好調です。

 自在性とタテ脚が魅力ですが、思い切った先行ができるのも強みで、熊本の全日本選抜競輪の3日目選抜戦では打鐘から先行すると、自らヨコに振って松井宏佑(33=神奈川)選手の巻き返し合わせ切っています。本人からは「GIで結果を出せるように」というコメントが何度も出ていますが、今年はビッグ戦線での活躍が期待できそうですごく楽しみです。

 107期といえば西武園記念を制した吉田拓矢(30=茨城)選手が絶好調です。決勝は栃茨ラインの番手で、真杉匠(27=栃木)選手を車間を切って援護すると、最後はきっちり差してラインでワンツースリー。3月防府のウィナーズカップでも3連勝で勝ち上がっており、安定感は抜群です。

 特に準決勝は、寺崎浩平(32=福井)選手の先行をまくりに行った際に、番手の古性優作(35=大阪)選手に大きくブロックされてしまい通常であれば不発に終わるような場面でしたが、4コーナーから再度伸びて突き抜けての1着でした。平塚GI日本選手権競輪(5月1~6日)にも107期が9人出場予定なので、注目してみてください。

 また取手FI(14~16日)前検日に岩崎ゆみこ(30=茨城)選手がこの地元戦で引退することを発表しました。この開催は、夫の北野良栄(42=茨城)選手と夫婦あっせん。2日目には、A級準決勝で北野選手がまず1着を取ると、直後のレースで岩崎選手も寺崎舞織(28=福井)選手の番手に飛びつくと直線伸びて1着と北野選手に続きました。

 積極的なレーススタイルやペースで駆けた時の強さが印象的だった岩崎選手。第二の人生も応援しています!

☆おおた・りえ 1992年6月22日東京都生まれ、東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞、同大会2020日本伝統文化賞。