ニューヨーク州弁護士で信州大学特任教授の山口真由氏が11日、読売テレビ「あさパラS」に出演。首相秘書官更迭の発端となった〝オフレコ破り〟についてコメントした。

 更迭されたのは荒井勝喜首相秘書官。3日夜、録音や録画をせず、発言内容を実名で報じないオフレコを前提にした取材に対して、LGBTQなど性的少数者について「僕だって見るのもいやだ。隣に住んでいるのもちょっといやだ」となど述べた。

 この発言を最初に報じたのは毎日新聞電子版だ。同紙によるとオフレコとはいえ「岸田政権の中枢で政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大な問題だと判断」し、「荒井氏に実名で報道する旨を事前に伝えたうえで、3日午後11時前に記事をニュースサイトに掲載した」としている。

 このことが一部で「オフレコ破りで、約束違反ではないか?」と問題視されている。

 山口氏は「私も官邸キャップの署名記事なのは少し気になる」と指摘。「本来なら現場の記者がその場で『その発言は問題になりますからもう1回オンレコにのせましょう』って言うべきじゃないですか。その方がフェアなのに、もしかしたら現場の記者が『オフレコでこんな話がありました』って(本社に)上げて、キャップの方が『これマズくない? じゃあオンレコで書くしかなくない?』っていう話だったら、ちょっと現場の記者どうなのよ?っていうところはある」と首を傾げた。

 MCのハイヒール・リンゴが「現場の記者も毎日新聞だけでなく10人ぐらいおったんでしょ? ほな、あとの9人はこれ(オフレコの約束)を飲んだわけやんか」と語ると、山口氏も「なのに後追い(記事)を出してるっていうのもね…」と顔をしかめた。