秋元康氏プロデュースの「劇団4ドル50セント」が8日、東京・渋谷区のシアター・アルファ東京で、約4年ぶり3回目となる本舞台「ほどよく洒落たチョコレート」(12日まで)の初日を迎え、公演前に報道陣の取材に応じた。

 他劇団とのコラボ公演などは行ってきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、劇団本公演は2018年12月以来となる。

 17年8月の旗揚げメンバーである安倍乙(23)は、初日を迎えた心境について「すごく久しぶりの本公演で、2期生が加わってから初めての本公演でもあるので、すごい緊張しています」と告白した。結成5周年の昨年8月から劇団初のクラウドファンディングを実施。最終的に300万円を超える支援金が集まったことで公演が実現しただけに、安倍は「皆さんがご支援していただいたおかげで、こうして舞台に立たせていただいているので、演技でしっかりお返ししていきたい」と誓った。

 旗揚げ6年目にして初のラブコメに挑戦。バレンタインにまつわる3作構成のオムニバスストーリーが展開される。

 1期生の前田悠雅(24)は「前々から劇団員同士で恋愛物をやってみたいよねと話していたので、すごくうれしかったし、新鮮な気持ちです」と笑顔を見せた。

 9割が演技経験のない状態からスタートした同劇団。結成5周年を迎え、舞台のほかにドラマ、映画、バラエティー、グラビアなど幅広い活動で力をつけてきた。

 コロナ禍などで約4年ぶりの本公演となったことに、前田は「いろんなことがあって、その都度思うこともあったんですけど、私はこの本公演ができなかった期間で良かったこともたくさんあった」と思いを口に。「外部の舞台とか映像関係とか、それぞれが劇団の外に出て新しい人と出会って経験を積んできた。4年前はお互いに客観的な意見を言い合えなかったけど、今回は全員で舞台をつくれている感覚がすごくある。外での経験がなかったらできなかったし、前向きな4年間だったと思っています」と振り返った。

 また安倍も「個人個人の活動で吸収してきたことで、こうした関係性になれたのはうれしい」と笑顔で同意した。

 21年12月に加入した2期生の小谷皐月(19)にとっては、本公演は今回が初参加。「舞台がやっと決まったときは決意とか、いろいろな感情があふれてきて。舞台も学べる場所だし、この劇団に入って本当に、めっちゃうれしかったです」と話すと、1期生の安倍、前田らはうれしそうな笑みを浮かべた。