大宮競輪GⅢ「東日本発祥74周年 倉茂記念杯」が19日に開幕。5Rの一次予選では中川誠一郎(43=熊本)がアッと驚く〝中団まくり〟を繰り出した。
初手で中団に構えると、先に動いて誘導を下ろし、叩きに来たラインを受けて中団確保。あとは後ろの巻き返しを警戒しながら先に仕掛けて小川勇介(38=福岡)とワンツーを決めた。「自力選手のお手本のような走りでしたね(笑い)」と言うように、よく見るレース内容ではあるが、これを中川がやるとニュースになる。
勇気を出して先に動けたのは、調子が戻っているからに他ならない。「仕掛けようって意思があるのは(体が)良くなっている証拠だと思う。ケガ直後は痛みで体を支えられずセッティングをちょっといじっていたけど、もう元に戻しても大丈夫そう。これなら末の甘さも解消されるかも」と上昇の余地を残す。
昨年9月の大ケガの影響で賞金や点数が足りず、今年前半のGⅠ出場はほぼ絶望的。だからこそ今回は「地元のエース(平原康多、40=埼玉)の視界に入って先着すること(笑い)」と、ささやかな目標を設定し自身を奮い立たせている。ただ残念ながら「まだ眼中になさそう(苦笑)」とのこと。〝相手にしてもらう〟ためにはもっと勝ち上がるしかない。












