柔道男子73キロ級で五輪2連覇の大野将平(30=旭化成)が第一線を退く意向を固めたことが分かった。今後は2024年パリ五輪は目指さず、指導者の道へ進むという。
数々の五輪メダリストを輩出した柔道私塾「講道学舎」で中高6年間を過ごした大野は、天理大4年時の13年世界選手権で初優勝。15年にも優勝を果たすと、16年リオ五輪で念願の金メダルを獲得した。コロナ禍で1年延期となった21年東京五輪はモチベーションの維持に苦しみながらも、日本男子史上4人目となる2連覇を達成した。
かねて全柔連関係者が「勝負に対してはものすごくシビアに考えている」と指摘するように、誰よりも勝つことにこだわり続けた選手だった。東京五輪後は体重無差別で日本一を争う全日本選手権に出場したが、自身の階級で争う国内外の大会には体調不良などを理由に出場しなかった。別の柔道関係者によると、今月のグランドスラム(GS)東京大会に向けて出場を目指して練習を積んできたが、メンタル面を整えることができずに欠場。選手として区切りをつける決断を下した。












