酒はエンプティカロリー(カロリーゼロ)だから太らない。
私は今より9キロ太っていたことがある。スマホのダイエットアプリで食事や体重管理をしていたが、いっこうに体重が落ちない。それもそのはず、「酒はエンプティカロリー」説を真に受け、酒のカロリーを一切カウントしていなかったのだ。
医師によると、「お酒は立派なエネルギー源。おにぎりを食べるのと同じ感覚で飲んだほうがいい」とのこと。糖質の塊であるおにぎりといっしょ……、そりゃ痩せるわけがない。また、「少量の飲酒でも体重増加につながる」という欧州国際肥満学会の研究報告もあるのだそう。
しかし、太るとわかっていても、やめられないのが酒飲みの性。酒ということに変わりはないが、体重が気になる時は日本酒やビールなどの醸造酒ではなく、糖質ゼロの本格焼酎やウイスキーを選ぶといい。その際、酒量だけではなく、つまみにも注意したい。揚げ物よりも、枝豆や冷ややっこ、マグロ納豆といった高タンパク質&低カロリーのつまみがおすすめだ。
ただし注意すべきは、糖質ゼロをうたった人工甘味料が入った酒。人工甘味料の種類によっては、インスリンの分泌が促進されて血糖値が上がり、空腹を覚え、過食につながる恐れがあるからだ。ちなみに糖質ゼロは表示基準が決まっていないので、糖質が含まれていてもゼロと表示できてしまう。コンビニなどで買う際は、表示をきちんとチェックしよう。
さて、へっぽこダイエットのその後だが、あまり苦労することなく9キロ減った。酒量と脂質をちょっと控えただけで。こう結果が出ると「酒はエンプティカロリーではない」ことをまんまと証明したようで少々複雑な気分になる。だが、同時期に家飲みをやめた夫はまったく痩せていない(かえって巨大化している)。それを考えると、「ほどほど」の量であれば、神経質になりすぎる必要はないということか。「酒をガマンするストレスのほうが、よっぽど過食の元になる」と体のいい言葉でしめておこう。












