佐賀県の武雄競輪場(オッズパーク武雄)で11月27日、「11BANK(わんわんバンク)」が開催された。開かれたバンク内にドッグランを設け、譲渡会を開くなど動物愛護を目的としたイベントで、ガールズケイリン選手を引退後に犬猫の保護活動を行っている高木真備さんも参加した。

 一般社団法人日本名輪会で代表理事を務める井上茂徳氏と高木さんのトークショーでは、高木さんが「競輪場には広い敷地がありますし実は今、子供がいる家庭よりペットを飼っている家庭の方が多いというデータもあって、全国どこにでも動物と関係のある方がいると思うと、いろんな場所で発信していくことが大切と思っています」と本イベントの意義を訴えた。

 かつて〝鬼脚〟の異名を取った勝負師の井上氏も「武雄からこういう雰囲気を伝えていきたい。動物を好きな人たちから競輪のファンになってもらったり、競輪のファンが動物の愛護への思いを強めてもらったりすれば」と柔らかい表情を見せた。

 高木さんは「殺処分がゼロだったとしても、動物愛護団体が受け入れて、そこで大変なこともある」といった実情や、女性として初めて名輪会に入ったことについて「名輪会は競輪学校(現養成所)で授業に出てくるようなものでした。まさか自分が入れるなんて」と驚いた裏話を披露した。

 日本競輪選手会佐賀支部の秋山貴宏支部長も「競輪場でこうしたイベントをすることで、競輪のイメージが良くなれば」と地域とつながる競輪場のあり方に考えを巡らせていた。