ボクシングのWBA、WBC、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が、大一番に向けてハードトレーニングに励んでいる。

 WBO同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体統一戦(12月13日、東京・有明アリーナ)を控えた19日、尚弥は弟の拓真と約90分間のジムワークを消化。シャドーボクシング、サンドバッグ打ち、ドラムミット打ちなどに取り組んだ。

 尚弥は「ここまでは、どれだけ自分が思ったように動けるのかを意識してやってきました。ここからはバトラーを意識して、微調整したいと思っています。1カ月を切って本格的に(対策を)ということですね」。

 今週に入ってからスパーリングのラウンド(R)数を増やして追い込んでいるとして「月曜が10Rのスパーリング、火曜は拓真と6Rをマスで。木曜日もまた10Rをやりました」とした。10Rを越えるスパーリングを行った理由をバトラー対策だと明かし「長いラウンドを意識しているので。自分が主導権を握りながら試合をつくって長いラウンドを動かないといけないと思っている」と話した。

 負けられない一戦に向け「今回に限っては必ず取る、取りこぼさないことが必要になってくる」と気を引き締める。さらに尚弥は「PFP1位を取り、それにふさわしい試合をしなくてはいけない思いもある。それ以上に結果を出さないといけない。必ず4団体のベルトを取るという思いで試合をつくっていきたい」と意気込んだ。