脳科学者の茂木健一郎氏(60)が29日、自身のツイッターを更新。将棋の佐藤天彦九段(34)が対局中にマスクを着用しない違反行為で反則負けになったことについて言及した。

 佐藤九段は28日に東京・渋谷区の将棋会館で差された第81期名人戦A級順位戦で永瀬拓矢王座(30)と対局した。持ち時間6時間の長丁場の対局は午前10時に開始。当初はマスクを付けていた佐藤九段は終盤の午後11時ごろになって、長時間にわたってマスクを外した。これを永瀬王座が「反則ではないか」と指摘。関係者が協議し、佐藤九段の反則負けが決定した。マスクの着用違反で棋士が反則負けになるのは初のことだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、日本将棋連盟では対局者のマスク着用を「推奨」にしていたが、今年2月からは着用を「義務」とする臨時対局規定を実施。ただし、健康上やむを得ない理由があり、事前に届け出て連盟理事会の承認を得た場合は例外としている。

 茂木氏は、このニュースを引用し「そういう規定があるから、という考え方もわからないわけじゃないけど、それやるとみんなが不幸になるし、そもそも、もうマスクの着用についての杓子定規なやり方、やめた方がいいと思うよ。悪法も法とか言うけど、それで日本が不自由になって悪くなったら意味ないから」とつぶやいた。

 ネット上でも「決まりは決まり」と指摘する意見の一方で、「さすがにかわいそう」「失格前に警告できないのか」といった佐藤九段に同情する声、なかには永瀬王座に対する批判も出るなど様々な意見があふれている。