テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」が25日に放送され、24日に経済再生担当相を辞任した山際大志郎氏と任命権者の岸田文雄首相を痛烈批判した。

 山際氏をめぐっては、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)とのつながりをめぐって、教団のイベントに参加していたとみられる写真が複数明らかになっていたにもかかわらず、過去の資料を1年で廃棄していることを理由に、「記憶にございません」などと発言。また、疑惑が報じられるたびに小出しに認める姿勢にも批判が相次ぎ、「瀬戸際大臣」と揶揄する声もあがっていた。

 ようやくの辞任に弁護士の菊間千乃氏は「ちょっと遅いんじゃないかなと思った人が多いのでは」と苦言を呈すると、「旧統一教会の問題で弁明しているところしか浮かんでこない。経済再生担当相として何をなさっていたのか見えてこなかった」とバッサリ。さらに「そもそも1年ごとにすべてを廃棄していくオペレーション自体、政治家としてどうだったのか」と、政治家としての資質にも言及した。

 国際情報誌「フォーサイト」元編集長の堤伸輔氏は「最初は今週中にまとめる総合経済対策をやるために辞任させないと言っていたのが、結局その理屈も続かなかった。裏を返すと、どれだけ経済対策に関与したのかも疑わしくなってくる」と指摘。批判は任命権者にも飛び火し、「何より岸田首相の危機管理能力のなさ。これだけ救いどころのない大臣の進退すらきれいに処理できない。その岸田首相がこれから起こるであろう国の大事な問題を危機管理していけるのか。この危機管理能力のなさはかなり危うい」と、岸田首相を痛烈に批判した。

 報道が出るたびに小出しに認めた山際氏と、内閣支持率を見て山際氏を守りながら最終的には見捨てた岸田首相。ともに後手後手の対応をした結果、深手を負う結果となった形だ。