五輪女王が23秒殺でメダルを逃した。柔道の世界選手権6日目(11日、タシケント)、女子78キロ級で東京五輪金メダルの浜田尚里(自衛隊)は、準々決勝でマイラ・アギアル(ブラジル)に敗戦。敗者復活戦を制して3位決定戦に進むも、エリザベータ・リトビネンコ(ウクライナ)に黒星を喫した。

 2018年以来2度目の優勝を目指したが、今大会日本女子勢で初めて表彰台を逃す形となった。メダル死守を懸けた3位決定戦は、開始わずか23秒で一本負け。1992年バルセロナ五輪男子95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏は「今日はよくない日だった。動きに精彩さを欠いていたような感じがするよね。外国人選手が多少研究しているのもあると思うけど、いつもみたいな素早さがあまりなかったかな」と振り返った。

 9月に32歳となった浜田。年齢による衰えを懸念する声も聞かれるものの、小川氏は「去年の(東京五輪の)流れだし、まだ1年しかたっていないから、衰えていることはないと思う」と指摘した上で「やっぱり気持ちの持ちようだけじゃないかな。そういう意味では今日は調子がよくなかったのかな」との見方を示した。

 東京五輪に続く頂点取りはならなかった。ここから巻き返すことはできるか。