〝性加害〟報道に揺れる俳優・香川照之(56)が追い込まれている。出演番組やCMが消滅する中、10月スタートのTBS系ドラマ「アトムの童(こ)」の降板も決まった。こうなると注目されるのが歌舞伎俳優「市川中車」としての活動だ。歌舞伎役者としての人気&実力はイマイチだが…。
香川は金曜司会を務めていたTBS系「THE TIME,」を降板し、NHKの「香川照之の昆虫すごいぜ!」や自身プロデュースのNHK Eテレのアニメ「インセクトランド」も放送中止となった。出演していたCMも1社を残して、事実上消滅。
加えてTBSは8日、出演する予定だったドラマ「アトムの童」の降板を発表。すでに撮影に参加していたというが、出演発表前に降板する異例の事態となった。
一連の報道はスポンサー筋が最も嫌がることでもあり、まさにテレビ界追放の危機に直面している。こうなると活動できるのは歌舞伎界しかない。
複数の関係者によると「梨園では世間ほど問題視されていない」。もともと女性問題に寛容な世界であるのも理由の1つだが、それ以前に香川は俳優としては超売れっ子だが、46歳でデビューした歌舞伎役者としては〝ひよっこ〟だからだ。
「香川は歌舞伎よりも俳優やタレント業に精を出していたので、歌舞伎界では実力も人気もまだまだ。お客さんを呼べる役者でもないので、いてもいなくてもいい存在」(同)
家柄や芸歴で上下関係が決まる厳しい世界でもあり、「俳優がダメになったから歌舞伎界?」という批判もある。
コロナ禍で公演が中止になるなど苦境が続く歌舞伎界。実力を備えた人気役者が求められており、香川がすぐに出演機会を得られるかはまだまだ不透明だ。
そこで救いの手を差し伸べるのでは、とみられているのが、従兄にあたる市川猿之助だ。
香川が中車を襲名した際、歌舞伎界で猿之助がサポートしたのは有名な話。一方で、猿之助が俳優として活動するときは香川が芸能界のあいさつ回りなどで世話を焼いてきた。
さらに、澤瀉屋(おもだかや)の当主・猿之助からすれば、将来的に名跡を継ぐといわれる香川の息子・市川團子(18)の存在は大きい。
「猿之助さんは先日、京都芸術劇場・春秋座で特別舞踊公演を行い、團子さんも出演しました。父親の騒動の中、澤瀉屋の家芸『独楽』を踊り切った團子さんに、猿之助さんは『伝統芸の歌舞伎が末永く継承されますようご支援を』と求めていた。父である香川さんを見捨てれば、團子さんへの影響は避けられません。猿之助さんは稽古などにも付き合い、フォローをするはず。結果的に團子さんに〝救われる〟形になる」(演劇関係者)
猿之助は8日、大阪で4年ぶりとなる歌舞伎公演「歌舞伎特別公演」に出演し、ひと際大きな拍手を浴びていた。歌舞伎に打ち込む自身の姿を見せることで、香川に「歌舞伎と向き合え」と訴えかけているのかもしれない。












