富山競輪GⅢ「開設71周年記念」(瑞峰立山賞争奪戦)は23日、最終日を迎える。レースカットとなり11Rで行われる決勝には平原康多(40=埼玉)、松浦悠士(31=広島)らV候補が順当に進出。その中で人一倍、責任感を胸に臨むのが吉沢純平(37=茨城)だ。


 初日(20日)特選が終わった後、吉沢はすぐに心に決めた。「次に同じような形になったら前で頑張りたい」。初日は宿口陽一(38=埼玉)の番手を回り、平原が後ろの並び。宿口が攻め、3人で絆を深めたレースだった。そして、思いをぶつける場面はすぐに来た。

 3日目(22日)の準決は10Rで宿口が3着、11Rでは平原が1着で決勝へ。12Rは「自分も乗らないと…」と執念を見せた。まくりにいった最終3角では「小倉(竜二・46=徳島)さんがもってくるだろうなと思ったら、すごいのが来た。終わった、と思った」ものの、2人のためにもあきらめることはなかった。

 3人でもう一度、決勝への思いを伝え合った。平原が「俺も前で行きたい気持ちもあるんだよ!」と言いつつも、後輩の思いを尊重して3番手回りを表明。初日は宿口の熱意に押された吉沢だが、決勝は強く前を主張した。「責任を背負って頑張ります」。宿口は「胃が痛いです…」と番手回りの重みを感じながらも「やるしかない」と燃える思いを吐露した。

 和田圭(36=宮城)が関東の後ろに続き東ラインで4人の布陣。富山の夏、歴史に残る一戦が行われる。