川崎競輪場で開催されているS級シリーズは25日、最終日を迎える。2日目(24日)の準決9Rを1着でクリアした山賀雅仁(39=千葉)の笑顔が止まらない。

「色ですね、色」

 2着に続いた海老根恵太(43=千葉)とレースを振り返りつつ、自転車の色が好調の要因だと行きついた。「昔の滝沢(正光、競輪選手養成所所長)さんの感じで、ロゴも古いタイプになっているんです」。自慢げに自転車を手に取り撮影に応じた。

 準決9Rは中西大(30=和歌山)と激しく位置を取り合い、その上で鋭いタテ脚を繰り出した。理想は「2角から仕掛けられれば。上で戦うには、2角から」と求めるものはあるが、内容的にも十分だろう。

 今開催前には「久しぶりに和田(健太郎)と一緒に練習したんですよ」とグランプリ王者と汗を流した。「やっぱり強かったですね。でもオレが駆けて大関(裕也)がまくって、それを抜けなかったんですけどね、和田は。ヘヘヘ」。仲のいい和田との練習も大いに刺激になったという。

 自転車の色は「山田(裕仁、引退)さんもこんな感じだったっていう話をしたことがあるんです。武田(豊樹)さん、村上(義弘)さんも青基調でしょう。あっ、新田(祐大)も」と、選ぶ理由だったという。海老根もその自転車を見ながら「オレの昔の感じも、ね」と自身もタイトルホルダーとしての矜持をのぞかせた。

 この愛車は前回の大宮から乗っており「3連対率100%。まだ5走だけですけど、それでもどこまで伸ばせるか」と楽しみにしている。