2000年シドニー五輪バドミントン女子シングルスで、中国の銅メダリストが自国選手を優勝させるためにコーチからわざと負けるよう命じられたと主張し、波紋を広げている。
デンマーク「TV2」のインタビューで衝撃告白をしたのは、元世界ランキング1位の葉釗穎。シドニー五輪準決勝で同じ中国の龔智超との対戦となった。準決勝第2試合は別の中国選手とカミラ・マーチン(デンマーク)が対戦。こちらの試合が後に行われるため、中国のコーチ陣は、マーチンが決勝に勝ち上がった場合を想定。葉と龔のどちらが決勝でマーティンに勝てるかを考え、葉に「龔に負けるように」と命じたという。
2人のコーチからは「3ゲーム目までいって龔を疲れさせてはいけない」とも言われたという。葉は8―11、8―11で龔に敗れた。決勝はコーチ陣の思惑通り、龔がマーチンを下し金メダル。葉は銅メダルを獲得した。
葉は当時を振り返り「命令でした。見返りは、五輪王者と同じ16万クローネ(約300万円)のボーナス。でも私はお金なんて欲しくなかった。重要なのは名誉だった」と語った。命令に従った理由については「中国の選手は若い時から国のために栄光を掴むよう訓練されている。準決勝で龔に勝ち、決勝でマーチンに負ければ、中国は私を裏切り者と見なしただろう」と、他に選択肢がないことを明かした。
現在、元サッカー中国代表選手の夫と共にスペインで暮らしている葉。「中国に戻ることはできないだろう」と覚悟しているという。
真相究明が求められるところだ。












