弥彦競輪GⅢ「開設72周年記念 ふるさとカップ」は31日、最終日を行った。12R決勝は平原康多(40=埼玉)が番手まくりでV。4月武雄以来、31回目のGⅢ優勝と優勝賞金448万円(副賞込み)を手にした。当地では昨年のGⅠ寬仁親王牌、一昨年の記念とグレードレース3年連続の優勝となった。

 決勝のメンバーが出揃った後、吉田拓矢(27=茨城)がみんなに気持ちを伝えた。「関東でまとまりたい」。平原は「拓矢がそう言ってくれたことで、すごい結束力になったと思う」と振り返る。レースでは吉田がその思いを爆発させるかのように、主導権を握った。

 ただし敵も敵。福島勢の猛攻は激しく「三谷(竜生、34=奈良)が来ると思ったら、小松崎(大地、39=福島)がすごい勢いで来ていて…。ギリギリのタイミングでした」と番手から出て応戦。

 成田和也(43=福島)が諸橋愛(45=新潟)をさばいて後位に入り、ゴール前で肉薄。「戻ってきて後輩に着を聞くまで分からなかった。外(荒井崇博、44=佐賀)も来てたでしょ!」という激戦だった。

 次走は西武園のGⅠオールスター(8月9~14日)だが「意気込み過ぎて失敗しないように」と落ち着いたもの。ファン投票1位で走る地元の夢舞台へ、静かに、確かな足取りで向かう。