「第5回ウィナーズカップ(GⅡ)」が25日、松阪競輪場を舞台に開幕する。12Rの特別選抜予選に登場する平原康多(38=埼玉)が自身の状態と若手への思いを語ってくれた。

 前回の大垣記念を繰り上がりで優勝。流れはいいはずの平原だが「数日前のウエート練習中に首を痛めてしまって…。それでもやれることはやってきた。あとは痛みが取れてくれば、日に日に感じも良くなるはずです…」と険しい表情で正直に現状を明かした。

 自身の状態面にはやや不安が残るが、初日は真杉匠(22=栃木)という最高の目標を得た。「真杉君とは高松(記念)でも連係したけど、彼は競輪選手として強い気持ちを感じるし、今どんどん伸びてますよね。頼もしいです」

 最初は真杉について話していたが、次第に今の若手への思いを静かに、しかし熱く語りだした。「高松では佐々木(悠葵・25=群馬)とも一緒に走って、いろいろ話しました。(高松以降、佐々木が大活躍していて)真杉も佐々木も考えながら頑張ってるんだと思います。若い選手に伝えたいのは『勝てなくてもそれが近道になることがある』ということ。一歩一歩、階段を上ってほしいと思うんです」。誰よりも努力している〝関東の兄貴〟の言葉だからこそ、重みがあり若手選手の心にも響くのだろう。今シリーズも平原らしい走りで後輩たちにメッセージを伝える。