佐世保競輪GⅢ「開設72周年記念」(九十九島賞争奪戦)は最終日の26日、12Rで決勝戦(優勝賞金438万円)が行われる。決勝はライン分散しての戦いで、気になる九州勢の並びは初日特選とは違うものになった。注目は九州の番手を回ることになった山田庸平(34=佐賀)だ。

 準決11Rはレースセンスが光った。正攻法を選択した山田は別線が次々と斬っていった中で鐘前でサッと車を持ち出し、志田龍星(24=岐阜)を誘い出って3番手を確保。この時点で勝負アリ。2角から自力を発動して地元・井上昌己(42=長崎)とワンツーを決めた。

「周回中に考えながらうまく走れた。力勝負か迷いどころだったが一瞬のスキをつけた」

 前走玉野GⅡサマーナイトフェスティバルから中3日の過密日程に加えて、22日の前検日当日まで体を追い込んできた〝練習の虫〟は、序盤戦は疲労もあったが「選手紹介を走った感じは3日目が一番良かった。疲れは少しずつ抜けてきたかな」と調子を上げてきた。

 九州勢は初日特選と同じメンバー。その時は山田―井上―中川誠一郎(43=熊本)で並んだが、今回は井上に前を委ねられる格好で、中川―山田―井上と順番を変えてきた。中川の後ろは前回準決で走ったばかり。スピードスターに勢いをもらってGⅢウイナーの仲間入りを果たしたい。