全日本選手権(13日、東京・日本武道館)、女子組手が行われ、東京五輪61キロ超級代表の植草歩(28=JAL)が3回戦で姿を消した。

 島愛梨(20=帝京大)相手に先制点を奪ったものの、残り28秒で左上段蹴りを食らい、逆転を許す苦しい展開。その後は、必死に反撃を試みるも、1―3で敗れた。

 まさかの結果に、試合後は目を真っ赤にしながら「ちゃんと準備しきれていなかったのが反省点。距離感だったりとかがいつもと違う雰囲気があったり、かみ合わなかった部分はある。仕方がない」と肩を落とした。

 その上で「自分がしてしまったことなので、自分の調整の仕方や準備の仕方が悪かったと反省している。またここから五輪に向けて、年明けに海外の試合があるならば、きちんと復活して優勝できるように臨んでいきたい」と気持ちを切り替えた。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大前のプレミアリーグ(PL)でもなかなか勝ち切れず、悔しさの残る一年となったが、真夏の祭典までに立て直す時間は十分にある。

「今年一年は日本もそうだが、海外もすべての世界がコロナ禍でいろんなことがあったと思う。こういったことは私だけではないので、ここをきちんと乗り越えて、五輪に向けて一日一日を大切にして強くなっていきたい」

 かねて目標とする〝五輪金メダル〟へ。この日の敗戦を糧に、来夏こそは最高のパフォーマンスを披露する。