〝オレ流〟を極める――。大相撲11月場所で2年ぶりに優勝した大関貴景勝(24=常盤山)が、新たな横綱像確立を目指している。

 綱とり初挑戦となる初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)へ向けて1日に東京・台東区の部屋で稽古を再開。先場所の大関初Vで番付最高位へ挑む貴景勝は「成績を残さなきゃ上に上がれないので、あまり深く考えず、伸び伸びやれたらなと思います」とマイペースを強調した。

 そのためには愚直に自身のスタイルを磨き、極めていく。突き押しだけで横綱まで上り詰めた力士は少ないが、「自分は、押し相撲しかないので。小さいころから目指してきたもので横綱になりたい」と力を込めた。

 押し相撲では横綱になれないという見方にも「押し相撲だけじゃ横綱になれないって自分で勝手に決めつけているからじゃないですか。自分でその可能性を止めてしまったら一生そこで終わり。無理と言われているからやりがいを感じている部分もある」と〝反論〟した。

 押し相撲にとりつかれた大関は、その魅力について「自分では何かを伝えようとはしていない」と多くを口にしない。それでも「それはお客さんが判断してくれるものだと思う。自分は一生懸命相撲を取って、それで何か感じ取ってもらえる部分があればうれしい」と語った。

 自身のスタイルの真価を問われる初場所。一発回答で最高位を射止められるか。