【石原結實 病気を吹き飛ばす食図鑑】サケ科であるが、サケとマスは同じ科で、英語でも共に“salmon(サーモン)”と呼ばれる。
日本では「鮭」と書くが、これは中国で「フグ」の意で、サケのことは「鮏」と書く。
アユは日本では「鮎」と書くが、中国では「ナマズ」の意。
サケの肉が赤いのは「アスタキサンチン」という赤色カロチノイドのためで、体を温め、身を引き締める作用が強力だ。よって、冷え性、貧血、肥満の人は大いに食べるべし。
サケの肉100グラム中にタンパク質21グラム、脂質8・4グラムが含まれ、タンパク質の吸収をよくするビタミンB2やB6も多く、格好の滋養強壮食となる。
脂肪には、動脈硬化や血栓を防ぎ血圧を下げる「EPA」や、脳の働きをよくする「DHA」が含まれている。
イクラ(ロシア語で、魚の卵はすべてイクラと言う)やスジコにはビタミンEが多く含まれており、老化防止、若返りに奏効するとされているが、イクラに含まれる「タウリン」(遊離アミノ酸)には
①血液中のコレステロールの低下作用
②肝臓の解毒作用の促進
③胆汁の生成促進
④強心作用、抗不整脈作用
⑤筋肉疲労の回復
⑥アルコール中毒の抑制
⑦ガンの転移防止
…等々の作用が明らかにされている。一時(今でも思っている人がいらっしゃる)、エビ、カニ、イカ、タコ、貝、牡蠣などの魚介類や魚卵には「コレステロールが多い」と言われていたが、「タウリン」が多く含まれており、実はコレステロールを低下させる他、種々の効能がある。
◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「『空腹』の時間が病気を治す」(青萠堂)。












