東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(57)、武藤敏郎事務総長(78)が25日、昨夏の東京大会メインスタジアムの国立競技場(東京・新宿区)に設置された聖火台などを視察した。

 聖火リレー最終走者を務めた女子テニスの大坂なおみ(24)が開会式のラストで火をともした聖火台は今月15日、東京大会のレガシーとして国立競技場に設置。また、同22日に五輪・パラリンピック全種目のメダリストの名が刻まれたパネルが競技場の外壁面に取り付けられた。

 視察した橋本会長は「久しぶりに国立競技場を1周し、あの時の歓声、選手の輝きを思い出しました」と感激の様子。自身の名前に付いた「聖」の文字は「聖火」に由来するだけに「聖火台を見て、あの時の熱狂を思い出していただければ」と感慨深げに語った。

 また、全メダリストの名前が刻まれたパネルにも興味津々。橋本会長は新型コロナウイルス禍による延期という前代未聞の大会を思い出しながら「ここは緑に囲まれ、木のぬくもりが感じられる競技場。東京大会のレガシーが次世代に引き継がれるよう、子供からお年寄りまでが遊べる場所、運動する場所、集う場所として国立競技場に足を運んでいただきたい」と話した。

 一方、武藤事務総長も「まことにふさわしい場所に設置できた。一般市民の人たちの憩いの場になっていけば、レガシーとして歴史に残されると思います」と語った。