RIZINバンタム級王者・堀口恭司(31)が喫したまさかの敗戦を〝バカサバイバー〟こと青木真也(38)が毒ガス分析した。
堀口は23日(日本時間24日)にハワイで行われた米国の格闘技イベント「ベラトール279」のバンタム級ワールドグランプリ1回戦に出場し、同級2位のパトリック・ミックスと対戦した。試合は2、4ラウンド(R)はスタンドの打撃で優位に進めるも、1、3、5Rでテークダウンからバックを取られて防戦に回る苦しい展開。結果はジャッジ3人が47対48を付けて堀口が判定0―3で敗れた。
敗因を青木は「Rごとに採点される北米ルールだったことが大きいよね。1Rごとに10対9が付くから、5R中3R取れば勝ち。ということは、バックを取って〝子泣きじじい〟に3回なれば勝ちってことだよ。あのルールで子泣きじじいは強いんです」とした。ちなみに、相手のバックを取り首を狙う戦術を〝子泣きじじい〟と呼び、自身も得意としている。
また、2019年に前十字靭帯断裂と半月板損傷で手術を受けた右ひざについても言及し「どうしても、昔に比べたらステップが緩慢になっているから。相手が大きい分、そこも厳しかった」と続けた。
だが、青木はここからが堀口の見せ場だと見ている。「俺の見立てだと、堀口の完成度は上がってるんだよ。組み技もレスリングも、ハイレベルでできるようになっている。ただ、完成度と勝敗は直結しない。堀口もそれを分かった上で、技巧派に変わろうとしているんだと思う。今回は、その過渡期の連敗。生みの苦しみなんだ」と鋭く声をしゃがれさせた。
そして「だからこそ、俺はここからの堀口に期待したい。連敗してそのままただ落ちていくのか、それとも苦悩する姿とかまでさらけ出して、ストーリーを作ってもう一度上がっていくのか。つまり格闘技を競技のまま終えるか、芸事にするのか、分岐点に来たってことですよ。スタイルを変えていることも含めて、ここから堀口恭司の第2章が始まるんじゃないかな」と期待を込めた。
1つ言えるのはバカサバイバーにここまで真面目に熱弁をふるわせた堀口は、ただものではないということ。果たして、どんな再起を見せてくれるのか、次章に期待したい。











