平塚競輪GⅢ「開設72周年記念」(湘南ダービー)は10日、12Rで決勝戦が行われ、平原康多(39=埼玉)の先行に乗った佐藤慎太郎(45=福島)が直線を突き抜けて優勝。2月静岡以来、通算10回目のGⅢ制覇を達成した。2着は古性優作(31=大阪)、3着には平原が粘り込んだ。

 これぞ、ラインの結束力だった。潔く風を切った平原に応える大仕事は、ここまでの信頼関係の証しで「平原は本来は自分が勝たなきゃいけない選手。そんな選手が長い距離を言ってくれたのが、ありがたいよね。地区も違うのにさ。うれしかったです」と心の底から喜んだ。

 だが、自身のプレーに関しては「(自分は)未熟だった…」と戒める。

「冷静に振り返ったら、タイミングを取らずにゴール線を思い切り踏みすぎた。GⅢの決勝ならワンツーを決める態勢を取るぐらい余裕がなけりゃね。そういう意味で未熟ってこと」

 自らに科すハードルは高い。常にビッグ戦線を戦えるかどうかを基準に置いているからだ。

 今年はすでにGⅢで優勝を2回、準優を1回、決勝3着を2回と、レベルの高さを示しているが「まだ油断はできないし、守りに入る感じじゃない。いろいろとチャレンジをしていきたいから、私生活を含めて引き締めないと。いきなり、いなくなっちゃったりしないように」

 この後は武雄記念(23~26日)を挟み、5月には待望の地元GⅠ「日本選手権」が控えている。「地元GⅠへ向けて弾みがついた? それは記者さんたちが欲しがるコメントだよね。せっかくだし乗っかりますよ。『そうですね、地元戦に向けて頑張ります(笑い)』。あ、そうだ。今度、平原に会ったらリポD(リポビタンD)でもおごろう!」と笑いで締めた。話を聞くかぎり、順調そうだ。