ついに〝最強男〟がやって来た。IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)が31日、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)との王座統一戦(4月9日、さいたまスーパーアリーナ)のために羽田空港に来日した。
この日午後、双子の兄弟・マックスさんとファーストクラスに乗って海を渡ったゴロフキン。到着ロビーに姿を見せると、待ち構えたファンからは歓声が飛んだ。黒いマスクをしたゴロフキンは左手を挙げて、ファンに応えた。
新型コロナウイルス禍によって一度は延期したイベント。何としても興行を成立させたい両陣営の思いもあり、コロナ対策に余念はない。ゴロフキンは到着後、一切のメディア対応を行わず、報道陣の質問に書面で応える形式を取った。現在の心境について「気分はとてもいいです。体調もよくハッピーです」とつづり、これまでの思いを「何回か試合が延長して、やっと日本に来て、何というか『ほっとした』というところです。私たちのグループに対して、帝拳(ジム)のスタッフが非常にプロフェッショナルに接してくれて、日本についてからも安心して過ごせて、いい経験ができると信じています」と記し、関係者への感謝の言葉を忘れなかった。
2月上旬から米フロリダでキャンプを行ってきた。自宅でも軽いトレーニングを続けるなど調整に抜かりはない。対戦相手の村田に対して「(ロンドン)五輪の金メダリストであり、また世界チャンピオンにも2回なっています。それなりの理由があるはずです。彼は素晴らしいファイター」と最大限の敬意を示しつつ「彼がそういう選手だから今度の試合の日はファンにとっても、彼と自分にとってもエクサイティングな夜になるはずです。自分が彼とどんな試合をするかぜひ見てほしい」と抱負を語っている。
今回は日本ボクシング史上最大のイベントと言われる。ゴロフキン自身も世紀の一戦に向けて、徐々に緊張感を高めている。「村田はとてもスマートで強い選手だと思います。厳しいハードな練習をこなしてきたと思うし、それだから彼は自分にとって危険な相手だと思っています」。和製王者への警戒感を強めるゴロフキンは「自分は今までキャンプでこなしてきた練習の内容は漏らしません」と徹底ガードの姿勢を貫きつつ「ただ自分のペースで備えていくだけ」と泰然自若の構えで決戦へ挑む。











